絶対に負けられない戦いがここにもある
2012-04-27
先月、ピザッツDX4月号に「とろける管理人」という漫画を掲載して頂きました。そのウラ話なんかを書いてみたいと思います。
休刊してしまったメンズヤングで描いていた作家さん達が、同じ双葉社の「ピザッツ」「ピザッツスペシャル」「ピザッツDX」の3誌にバラけて移籍した感じになってますが、実は悲しいことに私あべつくもは各編集部から「ウチで描いて」的なお誘いがあったワケではありませんでした。
どうやってピザッツDXに掲載させて頂けたかというと、メンズヤングから継続してお世話になっている担当さんが編集部の方に「過去最高の物描かせますから」と無理を言ってねじ込んでくれたからなのです。
そういうワケで、あべつくもピザッツDX初登場の作品には過去最大級に結果を求められていました。良い結果を出さないと作家さん飽和状態の今、次に声がかかるのはいつになるかわからないし、何よりあべつくもを推してくれた担当さんに申し訳が立ちません。
そんなプレッシャーの中、「とろける管理人」を制作。
今までに描いた作品で人気のあったものを念頭に置き、よりエロく、より読者を意識した展開を心がけて描き上げました。
そして、運命のピザッツDX4月号発売。
雑誌を開き自分の漫画を確認すると、トーンが濃すぎたか?モアレが出てしまってる!などマイナスの部分にばかり目が行ってしまい一気に不安が押し寄せてきました。
アンケート結果を待つこと一ヶ月半。長い!
担当さんからの電話。「結果出ましたよ・・・・・・」
順位をハッキリと書く事は出来ませんが電話を切った後思わず
「よかったぁぁぁッッ!!!!」と叫びガッツポーズをし、喜びを噛み締められる結果でした。
応援してくださった読者様、チャンスを下さったピザッツDX編集部様、そして何よりチャンスを作ってくれた担当様には本当に感謝しています!結果を出すことが出来たおかげで次もピザッツDXで描かせてもらえることになりました。本当に嬉しい限りです。気がつけば不安も軽くなっていました。
次の〆切は一ヶ月と少し先。ここで油断して次回作で酷い結果を出してしまうと
また不安が大きくなってしまうので気を引き締めて臨みたいと思います。
ナマイキッ!(竹書房)の原稿も同時進行ではありますが、今度はプレッシャーよりも感謝の気持ちを原稿にぶつけようと思います。
ってなワケで、ウラ話を書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
いつもより一段と漫画家ブログっぽい感じが出ていればいいんですがw
これは結果が良かったからブログに書けましたが、もし悪かったらって思うと心底ゾッとします。忙しいときは忘れがちですが改めて「仕事がある」って本当に幸せなことなんだなぁってしみじみ感じました。改めて原稿頑張ります!

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